プライオリティ・パスをプライオリティ・パス公式から単体で申し込む場合、最上位のプレステージ会員は年会費469米ドル、日本円換算で7万円を超えます。
ラウンジ無制限のスペックといえど、個人で抱えるには現実的とは言いがたい金額です。
そこで現実解になるのが、プライオリティ・パスが付帯するクレジットカードの活用です。カードの年会費にプライオリティ・パス会員費が含まれているため、カードの年会費を払うだけで同等のサービスが手に入ります。
2026年8月現在で「プライオリティ・パスを最安で持つ」を価格軸で整理すると、考え方は3つに分かれます。
初年度の支払いを抑えるパターン、2年目以降の固定費を抑えるパターン、通常年会費そのものが安いカードを選ぶパターンです。
この記事では、3つの「最安」それぞれに当てはまるクレジットカード5枚を、年会費・利用回数・国内空港レストラン特典の有無まで踏み込んで比較しました。
最安に縛られずにプライオリティパス付帯のクレジットカードを選びたい場合には、以下の記事を参考にしてください。

プライオリティ・パス最安はどれ?まず結論
プライオリティ・パスを最安で持つときの「最安」は、人によって意味が違います。
「最安」を3つのパターンに分けて、それぞれの最適解を先にまとめます。
| 最安のパターン | 最適なカード | 実質コスト |
|---|---|---|
| ①初年度の支払いを最安にする | ![]() セゾンプラチナビジネス | 初年度0円 2年目以降33,000円 |
| ②2年目以降の固定費を最安にする | ![]() apollostation THE PLATINUM | 年300万円決済で翌年度0円 |
| ③通常年会費そのものが安いカードを選ぶ | ![]() 三菱UFJカード・プラチナ | 毎年22,000円 |
3パターンのいずれにも当てはまらないけれど候補に挙がるカードとして、初年度0円かつ通常年会費29,700円のダイナースクラブカード、50万円のカード決済で初年度の年会費がキャッシュバックされるJCBプラチナもあります。
これら5枚をスペックの差まで含めて並べると、次の通りです。
| 項目 | ![]() セゾンプラチナビジネス | ![]() ダイナースクラブカード | ![]() JCBプラチナ | ![]() apollostation THE PLATINUM | ![]() 三菱UFJカード・プラチナ |
|---|---|---|---|---|---|
| 年会費 | 33,000円 初年度無料 | 29,700円 初年度無料 | 27,500円 50万円決済でキャッシュバック(1年目) | 22,000円 年300万円決済で翌年無料 | 22,000円 |
| 会員ランク | プレステージ | プレステージ | プレステージ | プレステージ | プレステージ |
| ラウンジ 利用回数 | 無制限 | 国内:無制限 海外:年10回 | 無制限 | 年5回 ※2026/8/3に年30回から縮小 | 無制限 |
| 国内空港 レストラン特典 | 利用可能 | 対象外 | 対象外 | 利用可能 | 対象外 |
| 家族・追加カード | 3,300円 ※PP不可 | 5,500円 ※PP可 | 1枚目無料 ※PP不可 | 3,300円 ※PP可 | 1枚目無料 ※PP可 |
| 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
1枚に絞るなら、私はセゾンプラチナ・ビジネスを推します。
理由は初年度0円で実質ノーリスクで試せる点、ラウンジ利用回数が無制限な点、そして国内空港のレストラン特典が現役で残る数少ないカードである点が挙げられます。
後ほど解説しますが、2024年以降に主要プラチナカードが国内空港のレストラン特典を相次いで対象外にしているため、プライオリティ・パス本来の「ラウンジ+レストラン+リフレッシュ施設」をフル活用できるカードは年々絞られています。
そのなかで初年度0円というのは、忖度なしで強い選択肢です。
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プライオリティ・パスが最安で持てるクレジットカード5選
5枚のクレジットカードを、初年度の安さが際立つカードから順に解説します。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード:初年度無料で国内レストラン特典まで使えるプライオリティ・パスが付帯

| 国際ブランド | アメックス | |
|---|---|---|
| 年会費 | 本会員 | 33,000円(初年度無料) |
| 追加カード | 3,300円 | |
| ポイント還元率 | 0.5% | |
| プライオリティ・パス | ランク | プレステージ |
| 利用回数 | 無制限 | |
| 国内空港レストラン特典 | 利用可能 | |
| 旅行損害保険 | 海外 | 最高1億円 |
| 国内 | 最高5,000万円 | |
セゾンプラチナビジネスは、入会キャンペーンにより初年度の年会費が無料であり、2年目以降も33,000円とプラチナカードのなかでは中位の水準に収まります。
1年間お試しで持ってみて、自分にプライオリティ・パスが必要かを判断してから継続を決められます。
付帯するプライオリティ・パスは最上位のプレステージ会員資格であり、ラウンジの利用回数に制限はなく、空港併設の飲食店やリフレッシュ施設も制限なしで利用できます。
公式から通常入会したときと同じサービスが、そのまま使える形です。
主要なプラチナカードでは2024年以降に国内空港のレストラン特典が次々と対象外になっており、生き残っているカード自体が少数派であり、そのなかで初年度0円というのは純粋にコスト面で抜けています。
ビジネスカードという名前ですが、会社員でも申し込み可能です。
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ダイナースクラブカード:初年度無料で年10回まで利用できるプライオリティ・パスが付帯

| 国際ブランド | Diners Club | |
|---|---|---|
| 年会費 | 本会員 | 29,700円 |
| 追加カード | 5,500円 | |
| ポイント還元率 | 1.0% | |
| プライオリティ・パス | ランク | プレステージ |
| 利用回数 | 国内:無制限 海外:年10回まで | |
| 国内空港レストラン特典 | 対象外 | |
| 旅行損害保険 | 海外 | 最高1億円 |
| 国内 | 最高1億円 | |
ダイナースクラブカードは初年度年会費無料のキャンペーンが続いているので、1年目は完全にお金をかけずにプライオリティ・パスのプレステージ会員資格を持てます。
ラウンジの利用は国内なら回数無制限、海外は年10回までという設計です。国内の出張・旅行が中心の人にとっては、実質的に無制限カードと変わりません。
ダイナースクラブカードならではの特徴は、料亭・高級レストランで1名分のコース料金が無料になるエグゼクティブ ダイニング、有名料亭や名店の予約に強いダイナースクラブ会員専用予約サービスなど、グルメ系特典が圧倒的に充実している点です。
プライオリティ・パス目的に加えて、普段の外食でも特典を活かしたい人に向きます。
弱点は国際ブランドがDiners Clubのみである点で、Visa/Mastercardと比べると国内外の加盟店が少なく、決済シーンを選びます。
コンパニオンカードでMastercardを追加発行できるとはいえ、メイン1枚で完結させるには少し不向きです。
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JCBプラチナ:50万円決済で初年度の年会費が実質無料になり利用回数制限なしのプライオリティ・パスが付帯

| 国際ブランド | JCB | |
|---|---|---|
| 年会費 | 本会員 | 27,500円 |
| 追加カード | 3,300円(1枚目無料) | |
| ポイント還元率 | 0.5% | |
| プライオリティ・パス | ランク | プレステージ |
| 利用回数 | 無制限 | |
| 国内空港レストラン特典 | 対象外(海外のみ利用可) | |
| 旅行損害保険 | 海外 | 最高1億円 |
| 国内 | 最高1億円 | |
JCBプラチナは、入会後3か月以内に50万円のカード決済を達成すると通常年会費27,500円のJCBプラチナは初年度の年会費分がキャッシュバックされます。
月17万円ペースの決済をクリアできるなら、実質的に初年度0円で持てるカードです。
プライオリティ・パスはプレステージ会員として登録でき、利用回数の制限もありません。海外空港ではレストランやリフレッシュ施設も対象になっています。
しかし国内空港のレストラン・リフレッシュ施設は2024年以降に対象外となったため、プライオリティ・パスの国内活用は空港ラウンジ限定です。
JCBプラチナならではの特徴は、JCBの最上位カードであるJCB ザ・クラスへのインビテーション獲得ルートとして機能する点です。
インビテーション基準は非公開ですが、JCBプラチナを保有して安定的に利用することが事実上のスタートラインになります。
コンシェルジュサービス、グルメ・ベネフィット(指定レストランで1名分のコース料金無料)、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのJCBラウンジなど、特典の幅も広めです。
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apollostation THE PLATINUM:年300万円決済で2年目以降の年会費無料になり年5回利用できるプライオリティ・パスが付帯

| 国際ブランド | アメックス | |
|---|---|---|
| 年会費 | 本会員 | 22,000円(年300万円以上の利用で翌年度無料) |
| 追加カード | 3,300円 | |
| ポイント還元率 | 0.5% | |
| プライオリティ・パス | ランク | プレステージ |
| 利用回数 | 年5回(2026/8/3に年30回から縮小) | |
| 国内空港レストラン特典 | 利用可能 | |
| 旅行損害保険 | 海外 | 最高1億円 |
| 国内 | 最高1億円 | |
apollostation THE PLATINUMは、年300万円のカード決済で翌年度の年会費が0円になるにも関わらず、プライオリティ・パスが付帯します。
2年目以降の固定費まで0円にできるカードは他になく、その一点では現在も唯一の選択肢です。
ランクはプレステージ会員で、国内空港のレストラン特典も対象に残っています。
しかし、2026年8月3日にラウンジの無料利用回数が年30回から年5回へ大幅に縮小されました。
2年目以降も実質0円という強みは残るものの、ラウンジを目的にするなら年5回で足りるかを考える必要があります。
出光昭和シェルSSでガソリン代・灯油代の値引き特典も付くため、車を日常的に使う人ほど年会費の元を取りやすい設計です。
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三菱UFJカード・プラチナ:通常年会費22,000円の最安プラチナかつ家族カード会員もプライオリティ・パスを発行可能

| カード名 | 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | |
|---|---|---|
| 国際ブランド | アメックス | |
| 年会費 | 本会員 | 22,000円 |
| 追加カード | 1枚目無料 2枚目以降3,300円 | |
| ポイント還元率 | 0.5% | |
| プライオリティ・パス | ランク | プレステージ |
| 利用回数 | 無制限 | |
| 国内空港レストラン特典 | 対象外 | |
| 旅行損害保険 | 海外 | 最高1億円 |
| 国内 | 最高5,000万円 | |
三菱UFJカード・プラチナは、決済額の条件なしに通常年会費22,000円でプライオリティ・パスのプレステージ会員が持てる最安級のプラチナカードです。
家族カード会員にも本会員と同等のプライオリティ・パス特典が付帯するため、夫婦・家族でラウンジを使いたい場合の追加コストが最小限で済みます。
本会員と家族カード会員の2人がプライオリティ・パスのプレステージ会員資格を持って、年22,000円というコスト構造は他のプラチナカードに置き換えがききません。
2024年10月以降、レストラン・リフレッシュ施設は国内外問わずプライオリティ・パス特典の対象外である点には注意してください。
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プライオリティ・パスを最安で持つときに見落としやすい落とし穴
年会費の安さだけでカードを選ぶと、後から「思っていたのと違った」となりやすい論点が3つあります。
発行前に必ず確認しておきたい部分です。
ラウンジ無料利用回数の改定リスク
クレジットカードに付帯するプライオリティ・パスは、カード会社の判断で利用回数の上限を後から変更できる建てつけになっています。
発行時は無制限だったカードが、数年後に年5回まで縮小されることも珍しくありません。
直近の代表例が、apollostation THE PLATINUMの改定です。2026年8月3日にラウンジ無料利用回数が年30回から年5回へ大幅縮小され、改定前後で使い勝手がまったく変わりました。
「最安」を狙ってカードを選ぶ際は、現時点の利用回数だけでなく、改定があったときに自分の利用パターンで成立するかも考慮しておくと安全です。
国内空港レストラン特典の縮小
プライオリティ・パスの魅力は、ラウンジに加えて3,400円相当のレストラン特典が利用できる点にあります。
羽田の鉄板焼や成田の和食、関西国際空港のぼてぢゅうなど、搭乗前の食事をカード年会費の範囲内で済ませられるのが本来の使い方です。


ところが2024年以降、主要プラチナカードが国内空港のレストラン特典を次々と対象外にしました。
2026年8月現在の主要カードの対応状況は次の通りです。
| カード名 | 国内空港レストラン特典 | 改定時期 |
|---|---|---|
![]() セゾンプラチナビジネス | 利用可能 | — |
![]() apollostation THE PLATINUM | 利用可能 ※年5回の枠内 | 2026年8月 |
![]() 三井住友カード プラチナ | 対象外 | 2025年4月 |
![]() 三菱UFJカード・プラチナ | 対象外 | 2024年10月 |
![]() JCBプラチナ | 対象外 ※海外のみ | — |
![]() ダイナースクラブカード | 対象外 ※海外のみ | — |
レストラン特典まで使う前提でプライオリティ・パスの年会費の元を取りたい場合は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードかapollostation THE PLATINUMの2択になります。
ラウンジさえ使えればいいなら他のカードでも問題はありません。
解約と同時にプライオリティ・パス会員資格は失効する
「初年度0円のうちに使い倒して、2年目に解約」というプランを考える人は多いはずです。可能ではありますが、ひとつ注意点があります。
クレジットカードを解約すると、プライオリティ・パスの会員資格も同時に失効します。年会費請求月の直前に解約してプライオリティ・パスだけ残す、という使い方はできません。
解約タイミングを判断するときは、次の旅行や出張の予定がカード解約後にないかを必ず確認してください。直近に海外出張が控えているなら、出張から戻ってからの解約のほうが安全です。
別のプライオリティ・パス付帯カードへ乗り換える場合は、新カード発行後にプライオリティ・パスの再登録手続きが必要で、新しい会員IDが発行されます。
会員IDが変わるため、空港のラウンジ受付では新カードを提示する必要がある点も覚えておくと安心です。
プライオリティ・パスを最安で保有することに関するよくある質問
プライオリティ・パスを完全無料で使う方法はありますか?
結論から言うと、完全無料で使う方法はありません。
プライオリティ・パスは会員制サービスのため、何らかの形で会員資格を取得するための費用が必要です。
ただし、初年度年会費0円のセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードやダイナースクラブカードを発行すれば、1年目は実質的に追加負担なしでプレステージ会員資格を利用できます。
「実質無料」に最も近い手段は、これら初年度0円カードの活用です。
プライオリティ・パスは公式から単体加入するのとカード付帯ではどっちが安いですか?
カード付帯のほうが圧倒的に安いです。
プライオリティ・パス公式から単体加入する場合、最上位のプレステージ会員は年会費469米ドルです。日本円換算で7万円を超えます。
一方、本記事で紹介したセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは年会費33,000円(初年度0円)で同じプレステージ会員資格が手に入ります。
カード年会費を払うだけで単体加入の半額以下のため、コスト面ではカード付帯一択です。
初年度0円のカードを2年目に解約しても問題ありませんか?
制度上は問題ありません。
解約と同時にプライオリティ・パスの会員資格も失効するため、次の旅行・出張がカード解約後に控えていないかは必ず確認しておいたほうが安全です。
解約後も継続してプライオリティ・パスを使いたい場合は、解約前に別のプライオリティ・パス付帯カードを発行しておき、空白期間ができないようにする方法もあります。
新カード側で再度プライオリティ・パスを申し込むと、新しい会員IDが発行されます。
年に何度もカードを切り替える行為は、信用情報の観点から避けたほうが無難です。
1〜2年単位で見直す程度に留めるのが現実的です。
まとめ
2026年8月現在で、プライオリティ・パスを最安で持てるクレジットカード5枚を比較しました。
それぞれの最安パターンを最後に一覧で振り返ります。
| 「最安」のパターン | カード | 実質コスト |
|---|---|---|
| 初年度の支払いを最安に | ・セゾンプラチナビジネス ・ダイナースクラブカード ・JCBプラチナ | 0円 0円 0円(50万円決済必要) |
| 2年目以降の固定費まで最安に | ・apollostation THE PLATINUM | 0円(年300万円決済必要) |
| 通常年会費そのものが最安 | ・三菱UFJプラチナアメックス | 22,000円 |
どれか1枚だけ選ぶのであれば、セゾンプラチナ・ビジネスを選んでおけば間違いありません。
初年度0円でリスクなく試せて、2年目以降も33,000円、国内空港のレストラン特典まで現役で残っており、JALマイル還元率を1.125%まで引き上げてメインカードとしても機能します。
\初年度の年会費無料のキャンペーン中/
2年目以降の固定費まで0円にしたい人はapollostation THE PLATINUM、毎年安定して持ちたい人や家族でラウンジを使いたい人は三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードを検討してみてください。


